ワンピース考察はこじつけに感じる3つの理由!オマージュありきで考え過ぎ

ワンピース考察はこじつけに感じる3つの理由!オマージュありきで考え過ぎ

大人気マンガ「ワンピース」は1997年に連載が始まり、単行本は107巻を超えています。

近年では映画「ONEPIECE FILM RED」が大ヒットするなど長期連載にもかかわらず人気は衰えていません。

そんなワンピースの楽しみ方の一つに考察があります。

作中で明かされていない謎や伏線を考えてブログやYouTubeなどに発表している考察者も多いですよね。

私もYouTubeの考察動画を楽しんでいたファンの一人です。

しかし最近は「こじつけ」「考え過ぎ」と感じるものも多くあり、つまらなく感じるようになりました。もちろんマンガ自体は楽しく呼んでいます。

この記事では、ワンピース考察がこじつけに感じる理由と楽しみ方を解説します。

目次

ワンピース考察がこじつけに感じる3つの理由!オマージュありきで考え過ぎ

私はワンピースの考察動画を見るのが好きでしたが、最近は「こじつけすぎ」と思うことが多くなりました。

考察がこじつけだと感じることが増えた原因として以下の3つがあると思います。

  • ゴムゴムの実=「ヒトヒトの実幻獣種」
  • モデル「ニカ」の存在
  • オマージュありきの考察が増えた

これらについて個人的な考えをまとめてみました。

まず前提として「考察は当たるかどうかよりも納得できる根拠があるか」だと思っています。

当たっていればスゴイけど、考察を聞いてワクワクしたり感心できるような根拠があれば外れていても楽しいですよね。

最近は、ワクワクしたり感心できる考察が減った気がします。外れてもいいから根拠をしっかり論理建てて納得させて欲しい。

理由①:ゴムゴムの実=ヒトヒトの実

こじつけ考察が増えたと感じる原因の1つ目は、「ゴムゴムの実=ヒトヒトの実」だと判明したことです。

「本当はヒトヒトの実幻獣種」だったという前例が考察の幅を広げすぎた。

これにより、全ての能力者が「本当はヒトヒトの実幻獣種モデル○○」と考察できるようになってしまいました。

例えば、よく言われているのがロビンの「ハナハナの実」。

ハナハナという名前で手足が生えるのがおかしい!

という疑問は昔からありました。

そんな中でヒトヒトの実幻獣種の存在が出たことで「ハナハナ実=ヒトヒトの実 モデル千手観音」という説がささやかれるようになりました。

このような感じで、全ての悪魔の実が「実は幻獣種モデル○○」で説明してもおかしくない状況になってしまいました。

理由②:モデル「ニカ」の存在

最近になって急激に増えた「実は幻獣種」考察に拍車をかけたのが、モデル「ニカ」の存在です。

ニカが登場するまでの幻獣種は以下の3種類でした。

  • 大仏(センゴク)
  • 九尾の狐(カタリーナ・デボン)
  • フェニックス(マルコ)

妖怪や神話に出典があるフィクションの生物ですが、これまでもゲームやアニメなど多くの作品に登場しているものがモデルになっていました。

しかし「ニカ」は太陽の神ニカというワンピースにしか登場しないオリジナルキャラクターです。

ニカは身体がゴムの性質を持っていたので実を食べると身体がゴムになる。だから「ゴムゴムの実」という名前でも違和感がなかった。

身体が特殊な性質をしているオリジナルキャラクターの神がモデル。

これによって、全ての能力者が「幻獣種」として説明できてしまうようになります。

  • バギー:バラバラの実
    ⇨幻獣種モデル 身体がバラバラの神
  • ベラミー:バネバネの実
    ⇨幻獣種モデル 身体がバネの神

「そんなわけないだろ」と思うかもしれませんが、上記は「ゴムゴムの実=モデル 身体がゴムの神」と同じです。

このように「特殊な性質をもつ神がモデルの幻獣種」が登場したことで考察がなんでもありの状態になってきました。

理由③:考え過ぎのオマージュ考察が増えた

最近のワンピース考察は、オマージュありきのものが増えてきました。

漫画で描かれている情報から考察せずに「このキャラクターのオマージュ元はなんだろう?」という発想から考察されている印象があります。

判明している情報を集めて論理的にオマージュを探すのではなく、1つ共通点を見つけると「これのオマージュだ!」と決定して他の共通点を探す。

だから「こじつけ感」が強くなるのだと思います。

特に神話の登場人物がモチーフになると、なんでもあり。

アヌビス、ハヌマーン、アポロン、オーディン、ロキなどファンタジー系の作品だとよく見ますよね。

神話は世界中にあり、あらゆる性質を持った神がいるので神話からオマージュを探すと何かしら共通点があるキャラが見つかります。

「神話の法則」と呼ばれるストーリーの型があるくらい神話は世界中の物語の基盤になっています(ハリウッド映画でも使われています)。

オマージュ考察も納得できる根拠があればいいんですが「髪の色が同じオレンジなのでオマージュの根拠になります」レベルの考察がたくさんあります。

スポンサーリンク

ワンピースのこじつけ考察を楽しむ方法

こじつけに感じることが多くなったワンピース考察ですが、それでも楽しむ方法があります。

それはツッコミを入れながら考察を読むことです。

文章読解の方法に「クリティカルリーディング」という手法があります。

簡単に言えば、内容が本当に正しいのか、自分ならどう思うかを考えながら読みんでいく方法です。

「なぜ?」という意識を持ちながら考察を読んでみてください。受動的に読むだけでは気づけないことに注目できるので考えることが楽しくなりますよ。

YouTubeの動画であれば、気になった所についてコメント欄に書き込んで見みるのも面白いかもしれません。

注意点として、あくまでもツッコミであることが大事です。批判はしないようにしましょう。

批判をすると相手と喧嘩になってしまったり自分もいい気分になりません。考察を楽しむための方法で意見をぶつけ合うことが目的ではありません。

スポンサーリンク

まとめ

ワンピースがこじつけで考え過ぎと感じた理由を3つまとめました。

ニカの存在や「ヒトヒトの実幻獣種」によって、全てのキャラクターのモデルがこじつけられるようになりました。

オマージュ探しはどこまでも想像が広がるので、考察している方は楽しくても見ている方は「考え過ぎ」と感じることが多いと思います。

マンガの楽しみ方は人それぞれです。論理的に筋の通った考察は楽しいので、そのような動画やブログが増えてほしいですね。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次