大森南朋さんと言えば、独特の存在感と渋みのある演技が印象的な実力派俳優ですが、両親も有名人だということはご存知でしょうか?
父親は俳優や舞踏家として活躍している麿赤兒さんです。
さらに母親の小林桃枝さんは風月堂の女王ダダと呼ばれた女性でした。
この記事では大森南朋さんの両親や兄弟など家族について紹介します。
- 大森南朋の母親は小林桃枝!風月堂の女王ダダ
- 父親は麿赤兒!読み方や経歴
- 兄弟も映画監督
今回は大森南朋さんの両親や兄弟など実家や家族構成についてまとめました。
大森南朋の母親は小林桃枝!風月堂の女王ダダ
大森南朋さんの母親は小林桃枝さん(旧姓)といいます。
大森さんの家族は兄弟や父親、さらに妻の小野ゆり子さんなど芸能関係者が多い芸能一家です。しかし母親の小林桃枝さんだけは芸能人ではありません。
ただ、小林桃枝は若い頃、風月堂の女王ダダと呼ばれる有名人でした。
風月堂の女王ダダ
大森南朋さんの母親・小林桃枝さんは風月堂の女王ダダと呼ばれていました。
風月堂とは、かつて東京都新宿区にあった喫茶店でクラシックレコードを聞かせる名曲喫茶のさきがけと言われています。
NHK大森南朋のファミリーヒストリー。麿赤兒の状況劇場や唐十郎エピソードは勿論だけど、当時のいわゆるサロンである風月堂の女王であり、“ダダ”と呼ばれたお母様が格好良すぎた。 pic.twitter.com/dLcO7DUXV9
— 千絵ノムラ (@chievampire) August 21, 2022
長野県松本市生まれで、高校中退後に実家を出て友人の家を転々とする生活をしていた小林桃枝さん。
当時は自由な空気を求めて新宿に全国から若者が集まっていたんだとか。
そんな中『風月堂』に入り浸るようになった小林桃枝さんは、独特な服装をしていたことから女王「ダダ」の愛称で呼ばれていました。
1960年代の風月堂には、多くの文化人や演劇人が集まる伝説のお店として有名でした。
三國連太郎さんや岡本太郎さん、ビートたけしさん、寺山修司さんなどの著名人が通っていました。
そして大森南朋さんの父親である麿赤兒(まろあかじ)さんも風月堂に通う常連客でした。
この場所で大森さんの母親と父親は出会い後に結婚しましたが、子供がまだ幼い頃に離婚しています。
母親の写真や現在も生きている?
母ダダについての嵐山光三郎のコメント。 pic.twitter.com/RR0I19oRNw
— ERIEZA ROYAL (@erieza_royal) August 15, 2022
大森南朋さんの母親・小林百枝さんの生年月日は不明ですが、1945年生まれと言われています。
なお小林百枝さんの現在の姿は不明です。すでに80歳前後の年齢ですが、亡くなったという報道はされていないため元気に暮らしていると思われます。
2022年にNHKの『ファミリーヒストリー』で大森南朋さんの家族について放送され、母親である小林さんについても紹介されましたが、本人は登場しませんでした。
大森南朋さんの両親である小林桃枝さんと麿赤兒さんは子供が小さい頃に離婚しています。
大森南朋の母親は女王ダダ!父親の読み方や兄弟は?
大森南朋さんの家族構成は次の通りです。
- 母親:小林百枝(女王ダダ)
- 父親:麿赤兒(俳優・舞踏家)
- 兄弟:大森立嗣(映画監督)
父親も俳優として長年活躍しており、兄弟も映画監督をしています。
父親は麿赤兒!読み方は?
大森南朋さんの父親は麿赤兒さんといいます。読み方は「まろ・あかじ」です。
まるで妖怪のような強烈な名前をしていますが、名前を聞いてもピンとこない方もいるかもしれません。
しかし顔を見れば「あっ!見たことある」とわかると思います。
#この脇役が出ると嬉しい
— コタロン (@kot_sak6) August 31, 2023
麿赤兒(マロアカジ)
存在感が半端ないのにどんな役もやる pic.twitter.com/cO76bY0hq5
数多くのドラマや映画に出演しているので顔を見ればわかる方も多いのではないでしょうか。
舞踏家の麿赤兒さんですが、多くのドラマや映画に出演する名脇役として活躍しています。
古くは大河ドラマの『太平記』や『篤姫』、朝ドラの『まんぷく』、『水戸黄門』などに出演。
近年では『ハヤブサ消防団』の住職や映画『飛んで埼玉』ではGacktさんの父親で白塗り顔の西園寺宗十郎など脇役でありながら存在感のある役を演じることが多い印象です。
渋みのある演技と圧倒的な存在感を放つ個性派俳優で、大森南朋さんにも通じるところがありますよね。
父親・麿赤兒の年齢や本名
この二人が親子とは知らなかった!#大森南朋 #麿赤兒 pic.twitter.com/pq5Xb63fYG
— さち@2y11m🦕3m🦖 (@dSNjXf8EQBdX2Lr) August 15, 2022
大森南朋さんの父親、麿赤兒さんのプロフィールを紹介します。
- 名前:麿赤兒(まろあかじ)
- 本名:大森宏(ひろし)
- 生年月日:1943年2月23日
- 年齢:81歳
- 出身地:石川県金沢市
- 身長:170cm
麿赤兒さんは本名を大森宏といいます。1943年生まれで現在81歳です。
麿赤兒さんは早稲田大学を中退後、劇団『ぶどうの会』に参加しましたが、政治的な議論ばかりすることに嫌気がさしてすぐに退団します。
1964年にはアングラ演劇の始祖と呼ばれる唐十郎の劇団『状況劇場』の旗揚げに参加し1970年に退団するまで活動しました。
退団後は自身の舞踊集団「大駱駝艦(だいらくだかん)」を旗揚げし舞踏家として国内外で公演を行いました。
その活動が評価され、2006年には文化庁長官表彰、2021年には文化庁芸術祭賞大賞を受賞しています。
その後は舞踏家の土方巽(ひじかた・たつみ)に師事し舞踏の世界でも活動を始めます。
大森南朋と麿赤兒の親子共演はある?
#これ見た人は親子の画像を貼れ
— 黑ゑ (@chloedarkness) September 28, 2020
麿赤兒と大森南朋…二人とも格好良い✨✨ pic.twitter.com/ZLGFusAcJ2
大森南朋さんと父の麿赤兒さんは同じ俳優として長年活躍していますが、親子共演はあるのでしょうか?
調べてみたところ映画『まほろ駅前多田便利軒』で共演していました。
多田便利軒を営む瑛太さんと、そこへ転がり込んできた友人の松田龍平さんの1年を描くという物語です。
大森南朋さんは近所のお弁当屋の店主役、麿赤兒さんが多田便利軒の常連客役で出演しています。
『まほろ駅前』シリーズの続編でも共演しましたが、この作品以外で、親子共演しているものはありませんでした。
実はこの映画『まほろ駅前多田便利軒』は、監督が大森南朋さんのお兄さん大森立嗣(おおもり・たつし)さんなんです。
家族だからこそできたキャスティングなのかもしれませんね。ここからはお兄さんの大森立嗣さんについて紹介します。
兄弟は映画監督の大森立嗣
大森南朋さんの兄は大森立嗣(おおもりたつし)さんといい、映画監督をしています。
こうしてみると、当たり前ですがほんとに似てます!!! 『セトウツミ』の大森立嗣監督と、大森南朋さん。 #兄弟 #セトウツミ #7月2日公開 pic.twitter.com/4GnpF0eoOp
— ヒューマントラストシネマ渋谷 (@htc_shibuya) June 2, 2016
- 名前:大森立嗣(おおもりたつし)
- 生年月日:1970年9月4日
- 年齢:54歳
- 出身地:東京都
- 身長:172cm
大森南朋さんは1972年生まれの0、兄の立嗣さんは1970年生まれなので2歳年上の長男になります。
監督作品には次のような映画があります。
- 2011年「まほろ駅前多田便利軒」
- 2013年「さよなら渓谷」
- 2016年「セトウツミ」
- 2018年「日日是好日」
- 2020年「MOTHERマザー」
報知映画賞やブルーリボン賞など、多くの映画祭で受賞歴があります。
大森南朋の母親は女王ダダ!父親の読み方や兄弟まとめ
大森南朋さんの父親や母親、兄弟など家族構成についてまとめました。
- 母親の小林桃枝は名曲喫茶「風月堂」の女王ダダと呼ばれていた
- 父親は俳優の麿赤兒
- 兄の大森立嗣は映画監督
大森南朋さんの母親は女王ダダと呼ばれた小林桃枝さんです。現在の姿はわかっていません。
父親は俳優の麿赤兒さん、読み方は「まろあかじ」です。名脇役として多くのドラマに出演して存在感を発揮しています。
兄は映画監督をしており、親子共演も実現しています。